キャバクラには毎日たくさんのお客様がやって来ます。
たくさんの顧客を毎日接客しているうちに、顧客がその目的別にいくつかのパターンに分かれる事に気が付くと思います。
ここではお客様をタイプ別に分類し、それぞれの傾向や対策をまとめてみました。
キャバクラに来るお客さんのタイプ3つ
キャバクラにやって来る顧客は、目的別に「飲み客」「見栄客」「口説き客」の3種類に分類出来ます。3客とも呼ばれています。それぞれ特徴を見てみましょう。
タイプ①飲み客
キャバクラにお酒を飲みに来る事を目的としてやって来る顧客です。
一人でやって来る方もいますし、団体様でお店にやって来るパターンもあります。
共通するのは「キャバクラ店でお酒を飲んで女の子と楽しくお喋りしたい」「このキャバクラ店が好き」と、お酒を飲むこと、女の子とお喋りするのが好きで来店するタイプです。
楽しい時間を過ごすのが大事な目的(楽しみ)なので、パーッと騒いでカラオケを歌って女の子と喋って、存分にエンジョイして帰っていきます。
この手のお客様がキャバクラに来て欲しい顧客です。
ただし羽目を外しすぎると隣の顧客と喧嘩になったり、飲み過ぎてお店の床で眠ってしまうなどトラブルも。
タイプ②見栄客
「俺、ロレックスの腕時計買っちゃった。80万円だぜ」
「俺って有名大学卒だから、やっぱ今の仕事はレベルが低すぎて嫌になるよ」
など、持ち物や服装、学歴、住んでいる場所、会社でのポジションなどを自慢したい客のこと。
多くのキャストから嫌われる存在ですが、見栄っ張りは自分の持ち物(ブランド物)や学歴、会社の名前などにすがらないと自分を保てない「心の弱い人」「自分に自信のない人」である事も少なくありません。
中には無理してブランド物のスーツやバッグ、時計などを買って自慢する方もいます。この手の顧客には褒め作戦が一番効きます。
キャバクラは顧客にとって「心地よい空間を提供するため」にありますので、キャストも「すご~い、流石、素敵」と誉め言葉を連発しなければなりません。
タイプ③口説き客
お酒を飲んだりカラオケを楽しむ、女の子をお喋りをするのが目的ではなく、最初からキャストを口説く事しか考えていない質の悪い顧客が口説き客です。
「ねえねえ、仕事終わったら一緒に食事に行こう」とフリー客なのにアフターを強要してきたり、「ねえ、俺たち相性がいいみたい。付き合おうよ」とちょっと話が弾んだだけで口説いてくる顧客は本当に迷惑ですよね。
ただしこのタイプは「ダメだ」と思うと身を引くのも早く、すぐに他のお店に移動してしまうのも特徴です。
キャバクラに来るお客さんのタイプを見抜く方法
顧客のタイプを見抜くコツをまとめてみましょう。
まず「飲み客」の場合は飲んで歌って喋って楽しむのが目的なので、いきなりキャストを口説いたり自慢話をぶち上げる事はなく、世間話やニュースの話題など無難な会話をします。
馴染み客は基本的に飲み客ですし、団体様も飲み客ですが、中には団体様の中に口説き客や見栄客が紛れ込んでいることも。
カラオケやお喋りを純粋に楽しんでいる顧客は、飲み客と考えて良いでしょう。
口説き客と見栄客は言動が飲み客とは全く違います。
口説き客は必要以上に体を密着させて来る、手を握りたがる、キャストの体を触るなどしてセクハラ紛いの事を平気でしてきます。
女の子の反応を見ているわけです。セクハラされた場合は「止めてください」としっかりお断りしましょう。
キャバクラに来るお客さんのタイプ別接客方法
では次に3種類いるお客さんの接客方法についてチェックしてみましょう。
飲み客の接客方法
飲み客は扱いに特に問題なさそうに思えますが、中には困った例も。
馴染み客になるといつの間にか「口説き客」に豹変してしまうケースがあるからです。
「これだけお金を使ったんだから、恋人になってくれても良いだろ?」と男の欲がムクムク湧き上がって来るわけですね。
相手を全否定すると傷つけるので「ごめんなさい、今の仕事が好きだから彼氏は作らないようにしているの」など、やんわり断りましょう。
見栄客の接客方法
ひたすら自慢話を聞いてあげるのが基本となります。
ただ基本的に見栄っ張りなので「今日は私の誕生日だから、ドンペリ入れてください」とおねだりしやすいです。
もしドンペリを入れてくれたら「凄い!さすが〇〇さんは違うわ!嬉しい」とチヤホヤしてあげましょう。
口説き客の接客方法
最初から女の子を口説く事しか考えていない顧客はハッキリ言って迷惑。
店内でもセクハラまがいの事をされる可能性もありますし、アフターについていくとホテルに連れ込もうとするかもしれません。
悪質な顧客の可能性大なので、出来るだけ距離を取るのが一番です。
どうしても合わないお客さんへの対処法
キャストも人間なので、どうしても合わない顧客はいるものです。
この場合、「この人嫌だな」と思っても顔には出さないのがプロです。笑顔を作って接客を忘れずに。
接客しながらも「週末は友達とお洒落なパンケーキ食べに行こう」「大好きな俳優の主演映画を観に行こう」と別の事を考えて乗り切るのがコツ。
何時間も我慢するわけではないからです。
どうしても合わない時は店長や黒服にお願いして、「あの顧客には付けないで」とおねがいしましょう。
まとめ
キャバクラにやって来る顧客、そのタイプ別攻略法をまとめました。
いくつかタイプが複合しているケースもありますが基本は3客です。
できるキャバ嬢になるには、どんな接待をすればいいかタイプ別で考えましょう。
基本的な接客方法は気配り上手になろう!有名キャバ嬢もやっているキャバクラの接客の記事が参考になります。
是非あわせてご覧になってみてくださいね。