キャバクラで働くキャストは接客業をこなしながら、同時に営業職の仕事もしなければなりません。つまり馴染み客を作り、定期的にお店に呼んでお金を使ってもらうのがキャストの大事な役割なのです。
そのためにはメールやLINE、電話での営業活動が重要になってきます。
このページでは上手な営業メールやLINEメッセージの送り方についてまとめています。
キャバクラにおける営業メールやLINEとは
キャストはお店でフリー客の接待をする以外にも、定期的に顧客を呼び込まなくてはなりません。お客を呼び込む事でお店の売り上げに貢献出来るからです。
呼び込みのための大きな武器がメールや電話、LINEです。
キャバクラでは新規フリー客に対して営業を掛けます。
「電話番号教えてください」
「メールアドレス教えてください」
「LINEのIDを教えてください」
とフリー客にお願いして、何かしらの連絡先を聞き出し定期的にメッセージを送るのが営業になります。
一度お店を利用してそこで「さようなら」では、顧客はお店やそこで接客してくれたキャストの事を忘れてしまいますが、定期的に連絡が来ると「ああ、このお店の××ちゃん、感じよかったな。また行ってみようかな。」と思ってくれます。
顧客によっては「飲み会の二次会に、同僚を連れて来たよ。」と訪問してくれる事もあるので営業メールは馬鹿に出来ません。
営業メールやLINEはどんな内容が効果的?
「おはようございます。今日はいい天気ですね。今日もお仕事頑張ってくださいね」
こんな定型文のような内容のメールやLINEメッセージが毎朝送られてきたらどうでしょう?
「何だかこの子、他の客にも同じ内容を送ってるんじゃねえの?」と思われる可能性大です。
このような「誰に送っても無難」なメッセージでは記憶にも残りませんし、やがて「うざい」と思われてしまいます。
中にはこのようなモン切り型のメールを会社の同僚や友達に見せて「こんな痛いメールを送って来るキャバ嬢がいる」と馬鹿にされてしまう事もあるそうです。
ではどんな内容のメッセージを送ればいいのでしょうか?
こんな時、役立つのが「お客様ノート」です。
顧客の性格や好み、行動予定などをチェックして「山本さん、おはようございます。今日は巨人阪神戦ですね。楽しみですね」と相手の名前をきちんと入れ、相手の趣味や興味のある事を少しでもいいので入れましょう。
こんなメールなら「おはよう、□□ちゃん!メッセありがとう!今日は阿部のホームランに期待してる」など、すぐに返事を送りたくなりますよね。
そうすると「巨人が勝ったら、またお店でお祝いしましょうね♡」で完璧です。
「佐藤さん、おはようございます。日曜日の接待ゴルフお疲れ様です。またゴルフのお話聞かせてね」
「川村さん、おはようございます。腰痛は最近どうですか?あまり無理しないでくださいね」
営業メールやLINEを送る時間帯はいつがいい?
朝はバタバタして忙しいので、メールをチェック出来ない事もあります。
そこで会社に到着してくつろいでいる時間帯を狙うと良いです。会社の始業時間が8時からであれば、7時45分ごろ送るとベストです。
顧客の行動パターンを考えながらメッセージを送るのが良いですね。
キャストの都合でメッセージを送るのではなく、相手の都合を考えて送る方が返信率も高くなりますよ。
電話も使うと効果的
誕生日イベントやクリスマスなど、重要なイベント前には電話も使うと効果的です。
ただしいつ電話しても良いわけではありません。相手が会社員であれば就業中はNGですし、既婚者なら在宅中はマズイです。
もし電話したいのであれば、事前に「何時ならOKですか?」と聞いておきましょう。
大事な顧客ですから、くれぐれも迷惑をかけないようにしてくださいね。
よくある営業メール・LINEの失敗
失敗例としてあるのは相手の名前を間違えること。
大量の顧客を持っているキャストは特に、相手の名前を間違えてしまうことがあります。
顧客から見ると嫌な気分になりますし「顧客の管理能力がない」と思われますから名前は間違わないように。
そんな時「ちゃんとお返事ください」と急かすと、相手から見て嫌な感じになります。顧客ごとに都合がありますので返事を強要しないでください。
営業メールやLINEは諦めずに送り続けることが大事
営業メールやLINEは「効果がない」からと言って送るのを諦める方もいますが、途中で止めずに定期的に送り続けましょう。
ある日ふらっと「メールいつもありがとう。久しぶりに遊びに来たよ」と集客出来るケースがあります。
ただし、固定された文章を一斉メールで送っても効果はありませんのでご注意を。