世の中は公共の場が禁煙になっているだけではなく、憩いの場であるレストランなどでも分煙が進んでいます。
ところがキャバクラで分煙が進んでいるかと言うと…そんな事はありません。
多くのキャバクラは店内に喫煙室のようなスペースを作ることは難しいので、現在でもお客さんが自由にタバコを吸える状態のままになっています。
※タバコの法律改正に関しては記事の最後で解説しているのでご確認下さい。
キャバクラでの正しいタバコのマナー・火の付け方
タバコに火を付けるのはキャストの役割。
お客様がタバコの箱に手を掛けたりタバコを口元に持っていくタイミングを見逃さずに、すかさずキャストが持参するライターで火を付けます。
この時、顧客の顔の近くで火を付けると火傷の危険がありますので、火を付けるのは必ずキャストの手元で。
それからライターを付けた手の反対側の手を添えて顧客の近くに火を移動させます。
無理にキャストがお客様のライターを取り上げて火を付ける必要はありません。
キャバクラでの正しいタバコのマナー・灰皿交換の方法
灰皿にタバコが2~3本たまったら新しい灰皿に交換します。
交換するときは、使用していた灰皿に新しい灰皿を重ねてから下げましょう。
こうすることで灰が飛ばず、綺麗に交換ができます。
自分もタバコを吸うことはできる?
キャバクラ内では顧客は自由にタバコを吸っても良いのですが、キャストがタバコを吸いたくなったら「タバコを吸っていいですか?」と一言顧客に了解をもらうのがマナーです。
(※お店の中には「女の子はタバコ禁止」の店舗もありますので要注意。)
キャバクラでも禁煙中のお客様がいらっしゃるので、キャストは出来るだけ顧客の前ではタバコを吸わない方が印象が良くなります。
お客さんのタバコが電子タバコだったらどうする?
最近は禁煙している方も多く、電子タバコ率が高くなってきていますよね。
電子タバコは火を使いません。火が出ないということは灰も出ません。
そのため「タバコに火を付ける」ことと「灰皿を交換する」という行為を行う必要は一切ないのです。
暗い店内ではパッと見分かりにくいですが、電子タバコはプラスチックでできています。
ですのでよくみれば、紙製のタバコと違うことがすぐにわかると思います。
もしお客さんのタバコが電子タバコなら、火をつける必要がないのでキャストは特に何もしなくて大丈夫です。
周りと差をつける!ライターにも気を使おう
キャストはタバコに火を付けるためにお店からライターが支給される事も多いのですが、店名の入った100円ライターでは色気がありません。
タバコの法律改正により火を付ける必要がない場合も
【2020年4月10日更新】
2020年4月から、日本のタバコのルールが変わりました。
改正健増法が全面施行され、飲食店などの屋内は「原則禁煙」になっています。
法律の改正により2020年4月から、たばこのルールが変わりました。
2020年4月に改正健増法が全面施行され、吸わない人が煙の迷惑にあわないように、屋内は原則禁煙になりました。飲食店の屋内でたばこを吸える場合は、店舗入り口に掲出される標識でわかるようになっています。
このタバコの法律改正により、少数ではありますが席ではなく喫煙室に移動してタバコの喫煙をしてもらうスタイルで営業しているキャバクラもあるようです。
この場合は、キャストがタバコに火を付ける必要はありません。
そのかわり、お客さんを喫煙室にスムーズに案内できるようにしましょう。
ただ記事の冒頭でもお伝えしたように、まだまだきちんとタバコの法改正に対応できてないキャバクラも多いのが現状です。
その場合は、接客の一環としてお客さんのタバコをキャストがつけることは必須となってくるので、「法改正されたからタバコの火をつけなくてもいいんだ!」と油断しないようにしましょう。